2012/4/1 日曜日

3月25日

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 22:33:08

 5時に居酒屋を出る。始発から乗り継いで、ひたすら東へ向かう。行き先は富士。身延線へ。身延山に出かけるとする。身延線は富士宮から先は、富士川沿いに走るので、甲府方面に北上する場合は進行方向左側がお勧め。ちなみに、今回右側に乗ってしまった私は、風景の大半を見損ねる。

 10時前に身延着。そこからバスで行き先は身延山久遠寺。やたらと長い石段と、やたらとでかい本堂。なかなかにして見応えあり。時間がないので、直ぐに引き返して、甲府へ向けて出発。

 13時頃に甲府着。目的地が武田神社のせいか、到着するや”♪タケダ、タケダ、タケダ〜”と脳内でエンドレス再生。困ったモノだ。レンタサイクルを借りて、近くの店でほうとうを食べる。

 武田神社では、風林火山の軍旗が特別展示してたので、折角なので見に行く。「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」か。私にはそのどれもあてはまらんのぅ。その後、残り時間は自転車で甲府の市内を走り回りながらの撮影。それなりに成果あり。

 甲府から各駅停車を乗り継いで19時過ぎに帰宅。思えば、前日から味噌カツ・味噌煮込み・ほうとうと、味噌料理の食い比べ。まぁ、これはこれで良いか。

3月23深夜〜24日

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 22:25:56

 3月23日夜。伊那方面へ向けて出発。相変わらずのムーンライト信州。翌24日早朝、信濃大町下車。始発で松本方面へ引き返す。松本で朝食。駅そばだが、ここの駅そばは侮れない。岡谷へ向かい、飯田線へ。

 8時頃、目的の伊那市着。この歳になると、身体の動きが鈍いので、朝は駅の待合室で30分ぼーっとするのだが、ベンチに座ったままの状態で金縛りに遭ったのか、あるいは悪夢を見て目が覚める。どうやら、現実に戻れたようで良かった???その悪夢とやらせいか、やたらと撮影は進む。が、天候が悪すぎる。

 昼前に飯田移動へ。飯田も天候悪い。ただ、リンゴの並木が実る時期にまた来てみたいと思う。
その後は、ひたすらと飯田線を南下して豊橋へ抜けて名古屋へ。

 名古屋では、毎回行く有名店に味噌カツを食べに行く。たらふく食べて、腹ごなしに名古屋駅に向かって歩いていたら、味噌煮込みの店を発見。どうするか迷った挙げ句、味噌煮込みも食べる。やらずに後悔するより、やって後悔すべし???が、東京方面に向かう夜行の出発時刻を23:20発だったのを、23:40と思い込んでいたせいで、乗り遅れる。

 仕方ないので、終電で豊橋に向かい、ネットカフェにでも入って仮眠をとろうとしたら、ネットカフェが駅前に1件しか無い。で、その一件が満員。ビジネスホテルにも入れない。やむを得ず、5時まで居酒屋で店員の目を盗んで?仮眠をとる。完全に予定が狂った。味噌煮込みを食わなければ間に合ったか?やはり、やって後悔という展開に。が、味噌カツも味噌煮込みも旨かった。

2012/3/14 水曜日

愚痴っぽい話

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 23:49:09

 それにしても、何で今年3月の休日は、雨天やら曇天続きなんだ?
東京発ムーンライトながらのチケットが事前予約で一枚も取れず。
出鼻を挫かれっぱなしの展開が続く、毎週末。

 それとも写真を整理せよという、天からのお告げか?

2012/2/29 水曜日

どうも明日から3月という気がしない

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 23:38:18

 今日の首都圏は積雪。表題の通り、どうも明日から3月という気がしない。

 3月ということで、撮影続きとなる予定なのだが、第一の土日は良い天気ではないらしい。
出鼻を挫かれた気分だが、その一方で撮り溜めた写真の整理も停滞中。

 どちらにせよ、3月は写真漬け?月間となりそうではある。

2012/2/4 土曜日

買ってはいけない物?

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 23:27:24

 年末年始の旅行のこと。大晦日の朝、釜石のホテル。始発のバスに乗ろうとカメラバッグを抱えるべく屈んだ瞬間、履いてたズボンの股下が裂ける。

 ”これって、ドリフかよ!”とはいうものの、荷物を減らすためにスペアなし。やむを得ず、尻を押さえつつバス停までダッシュして、何とかバスには間に合った。格好悪いったらありゃしない。

 前日にロケハンしてた撮影地は誰もいないので、開き直ってそのまま撮影。だが、当然のことながら、落ち着くわけもなくシゴトになるわけがない。

 仕方がないので、途中の大槌町にオープン間もないショッピングセンターがあったので、980円のジーンズを入手して一安心する。

 が、試着室でジーンズに履き替えて、レジで”すみません、タグ取ってください”というのは、これまた格好悪いったらありゃしない。しかし、大晦日だったから、まだ何とかなった。これが元旦だったらと思ったら、ぞっとする。

 ちなみにショッピングセンターには、普段通りの生活と賑わいがそこにあった。おせち料理を持ち帰る家族連れとか。一体、私は何をやっているのやら。

 かくして、私の買ってはいけない物リストに、某アパレルメーカー製チノパンツが加わったのであった。

2012/1/31 火曜日

一月最後の日に

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 22:47:41

 正月のことを少しばかり。被災地への旅のこと。そろそろ記憶がおぼろげになりつつあるので、書き留めておく。

 年明けを挟んだ4日間で釜石市・大槌町・山田町・大船渡市・陸前高田市・気仙沼市を巡る。移動手段は主にバス。途中下車を繰り返して、なるべく多くの場所を見て歩く。

 震災からは9ヶ月。瓦礫の撤去だけは進んでいた。が、瓦礫の撤去だけ。何も、根本的には解決してはいない。バスで移動していると、町と町の間の谷間などに瓦礫の集積場が幾つも。この瓦礫は、全て過去にあった営みの断片。一度は見ておくべきものだろう。

 気仙沼に向かう列車の中で話した初老の夫婦から聞いた話。仙台で被災。家は大した損壊はなかったが、インフラの復旧が遅れ(特に水道)かなり不便な生活を強いられたそう。

 そんな暮らしの中で、一番思い知ったことは、この世界とはを目で見るものではなく、心で見るものだったとのこと。ガーデニングが好きで花を育てているが、未だに花の色が見えない。別に家が壊れたわけでも、家族を失ったわけでもないのに、未だに全てが灰色に見えているのだ、と言う。災害で身内や友人を失った人々の傷みはいかばかりか。

 撮影は控えめ?である。ものの創り手として、どうなのかいかんと思いつつも、眼前に広がる風景に圧倒されてばかり。自然に対する人間の無力さとその場所を襲った悲劇への哀しみ。ある意味、撮影のことなどどうでも良くなっていた。その分、何かを心に刻んだ旅であったことは確か。

« 前ページへ次ページへ »

HTML convert time: 1.227 sec. Powered by WordPress ME