2009/2/22 日曜日

殿様商売?

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 19:05:02

 浅草から上野界隈を撮影して回っていたときのこと。中心から少し離れた場所に古びたコーヒーショップが。

 店の張り紙には、”お子様連れお断り”とか”待ち合わせ禁止、30分程度のご利用でお願い致します”とか”コーヒーのみのご利用でお願い致します”などと書いてある。ブレンドコーヒー750円~とある。随分な自信だなと思ったので、挑発に乗って?入ってみる。

 店内には”コーヒーの味が落ちるため再煮沸させないので、当店のコーヒーは少しぬるめです”とか”ミルクと砂糖を入れたときにちょうど良いように濃いめです。薄めをお好みの方はお申し出下さい”とも書いてある。店内撮影禁止の張り紙も。なんだか、口やかましいというか、細かい店だ。とりあえず、4種類あったブレンドのうち、良さげなものを注文。

 随分と待たされた。そして出てきたのは、小さなエスプレッソ用のカップ。”当店のコーヒーはドリップです”とも張り紙に書いてあったから、随分と量は少ない印象。まぁ、美味いか不味いかそれだけだ。金額に見合ったモノを出してくれればそれで良し。

 香りは良し。とにかく、呑んでみる。

 「!!!」

 大当たり。今まで飲んだことのあるコーヒーの中で、最上というか桁が違う。しばらく、頬の筋肉のゆるみっぱなし。してやられた!!!これならば、武士の商法だろうが許される。むしろ、そのことに潔さすら感じさせる良い仕事。

 撮影の方は、まぁぼちぼちでしたが、上機嫌で上野を後に。ただ、困ったことにしばらくはコーヒーチェーン店のアメリカンなど口に出来そうにない。また、気が向いたら足を運んでみるか。

2009/2/20 金曜日

私の原点として

Filed under: お知らせ,制作日記 — 作者 @ 0:31:59

 この度、TopEye誌30周年記念号(発行:(株)ニコンイメージングジャパン様)にコンテストのOBとして掲載を頂きました。

 TopEyeという冊子は、全国の中学・高校の写真部を対象に配布されている”写真部応援マガジン”で、今写真に取り組む中高生の皆さんにメッセージをとのこと。私の作品を初めて掲載(当時中学生)して頂いたのが、このTopEye誌だったこともあり、これも何かのご縁だろうということで取材を受けました。

 少しさかのぼって取材の時。中学、高校時代のことならば内容には事欠かないだろう、私のたわいのない写真で過ごした青春ネタ(自分で文章を書いてて何だか痒い!)でも、何かしら他人を元気づけることが出来るのだろうかとと思いつつ、臨みました。

 他人にこれまで写真をどのような気持ちで取り組んでいたのかとか、そういった話をする機会があまりなく(というより、そういう話が出来る人間があまりに限られすぎているのも事実)口に出してみることで、頭の片隅で整理されていなかった何かが次々と構築されてゆき、これまで思いもよらなかったことを数多く気付かされました。終わってみると他人を元気づけるどころか、むしろ自分が元気になってしまい、まさにミイラ取りがミイラ状態。30分の予定が、丸々1時間。多分、もう1時間位はネタ切れにはならなかったかも知れません。

 本日、その見本誌が手元に届きました。記事を改めて読んでみると、随分と偉そうなことを言ってるなぁ。まぁ、滅多にないことなので、こういうとき位は少しばかり先輩面しておきましょうか。写真に取り組む中高生へのメッセージとして、どう受け止められるかは分かりませんが、言いたいことは大体言ったつもりです。実際の話、何か夢中になれるモノに出会えるか出会えないかで、経済的な意味ではない意味のおける人生の豊かさは随分と違うのではないかと思います。(勿論、幸にも不幸にもどちらにも振れるのですが、それは自分次第ということで)

 振り返ってみれば、華やかでもなければ地味でもなかったものの、昔から自分が取り組んできたことや今取り組んでいることが総て無駄でもないし、他人にどう言われようがそう悪くもない写真人生を送ってきたのだ、と改めて思った次第です。

 今の私の有り様が何だったのか?取材を受けたことを通して、少しばかり考える機会を持てた点は収穫でした。なんだかんだと言って、これからも写真を撮り続けることだけは、間違いないことでしょう。

2009/2/16 月曜日

ある遺作展

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 23:13:01

 日曜日:なぜか家を出る気がしない。前夜にあれだけ気分転換ストレス解消したはずなのに。しないならばしないで、家のことをする。夕方近くになって、何となく外に出ずにはいられない。何も考えずに出かけるときは、ギャラリー巡りに限ります。

 幾つかのギャラリーを回る。最後にたどり着いたのが、ある若くして亡くなられた作家さんの遺作展。小さなギャラリーの壁面にびっしりと貼られたプリントの数々は8年ほど前の作品とのこと。例え肉体が朽ち果てようとも、遺された作品に注いだ情熱や、託した想いは決して朽ちることはないのかも知れない。そんな何かを感じさせられるものがありました。

 果たして、今の私が作るものにそれだけの何かを感じさせられるものがあるのだろうか。その点については、改めて考えざるを得ないなと思いつつ、四谷から渋谷まで歩いて帰りました。何をやっているのやら。

相変わらずの週末日記

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 22:50:37

 先週末の土曜日:朝食で水曜日の夜に仕込んだおでんをようやく完食。ついつい具材を買い足してしまい、朝夕が5食連続おでんではさすがに飽きた。まぁ、それなりに美味かったから許す?が、しばらくは止めておこう。

 昼前から出かける。品川駅で下車。駅前にある件のホテルは厳重に戸が閉ざされ、あれほど賑やかだった真っ赤な垂れ幕の喧噪が嘘のよう。警察やら司法やらは基本的に法の番人であって、不当な力の公使に対する番人ではないということか。そのまま歩いて、浜松町、銀座、茅場町。茅場町の書店で、顔見知りの作家さんの個展。相変わらず良い仕事してましたなぁ。日本橋、秋葉原、飯田橋。そこから定期券で新宿へ。

 新宿では、とある高校の先輩と1年半ぶり位に再会。その方は、ちょうど私が上京して間もない頃に、新宿のメーカー系ギャラリーで個展を開催していたのが出会い。気さくでとっても元気を下さる方(と、褒め殺しにしておく)。まぁ、事実ですので仕方ないでしょう???相変わらずのご様子で何よりですが、写真からは少し離れておられる。たわいのない会話の中で「私を写真に引き戻そうとしてるやろ!」と言われた。同席していた一同?引き戻す気、満々なんですが。

 そんなこんなで、気ままな土曜日を過ごしました。そういえば、日中は何気に山手線3分の一週くらいは歩いてた。もっとも、歩いた割にはシャッターを切らなかったが。だめだこりゃ。

2009/2/12 木曜日

建国記念の日ながら

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 0:54:34

 天気の悪い祝日。行くところに行けばそれなりに面白い光景に出会えたのだろうが、今日は終日引き籠もって身辺整理という名の部屋の掃除とPC関係の処理。

 その引き籠もりでの作業も、画像処理は進まず、結局データの整理だけで終わってしまった。始めたら始めたでDVDに焼かなければならない内容も多く、時間をやたらと取られてしまう。ここ3年くらいのデータを調べると、年ごとにデータの量が倍増しているのが分かる。使用しているカメラの画素数が増えているのは勿論だが、撮影の頻度もそれだけ増しているため。それは良いことなのだが、データ整理やプリントに回す時間を考えるとむしろアンバランスと見るのが妥当なのか???まぁ、全ては発表の可否やらその結果次第か。

 DVDを焼いている間、PCに負荷のかかる処理を平行で行えない。どうせ並行作業をやるならばということで、久しぶりに”おでん”を仕込む。やっぱり、この時期にやらないと美味しくない。今夜一晩寝かせて、明日の朝食と夕食にすることにするか。何をやってる、独身貴族。

2009/2/8 日曜日

陽気に誘われて

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 23:54:09

 この週末は、良いお天気。そんなわけで、特に行き先を決めることもなく出かける。

 土曜日:新橋→銀座→築地→隅田川沿いに歩いて、日本橋方面→秋葉原

 隅田川沿いは以前の勤め先でランチタイムのお散歩コースだったところ。2年ぶりに歩くが殆ど変わってない。

 日曜日:代官山→恵比寿→高輪→目黒→渋谷

 風が強い!とにかく風が強い。肝心の撮影はあまり捗らず。

 渋谷でみどりの窓口へ。来月は青春18切符の利用期間。ひとまず、信州方面と名古屋方面の夜行をキープしておく。次の週は、新潟方面と名古屋方面という形でキープするか。特に新潟方面では、改めて撮ってみたい場所もあったり。格安切符は最大限に利用しなければ。

 まぁ、この週末は脈絡なく都内を歩いたという感じですね。来週以降に期待です。

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